なぜ私はこの本にこんだけこだわるのか。それが知りたくて今書き続けています。自分とこの本の著者と重なる経験があり、そしてその結果、駄目だった自分がとてもいい感じに変わっていく、そのプロセスが似ているように思えた。
だから今、自分のことをダメだと思っている人が、この本を読んで、ダメじゃないことに気づいて欲しい。
だめな自分だからこそ伸びしろがいっぱいあるし、「ダメなその人」にしかできないことがあるんだって気づいて欲しい。
多分、そんなようなことを伝えたいのだと思います、
今回も、この本のことを思い浮かべて、自分の人生と照らし合わせてみました。
思いついたまま、書き連ねています。
読みづらさはご容赦ください。
ここより本文です。
40歳で離婚をした。幸か不幸か子どもはいなかった。一人ぼっちとなった。人生こんなもんだと諦めていた。
今63歳独身である。幸か不幸か子どもも孫もいない。
しかし、やりたいことがたくさんある。
毎日、命があることが、有り難くて仕方がない。
40歳のその頃、親兄弟しか会う人がいなかった。たまたま読んだ斉藤一人さんの本で書店「読書のすすめ」の清水店長と出会った。
本を読んで動きたくなって動いたら、すごいことが起こり始めた。
自分なんてと思っていた。人前で話すことなんて絶対無理と思っていた。声が裏返ってしまうほど緊張してとんでもないあがり症だった。そんな自分がまさか人前で本の話をすることになるとは思わなかった。
さらに古本屋を満杯にするほどのお客さんが来るなんて夢にも思っていなかった。さらにさらに、NHKのテレビやラジオに出演、全国から人が訪れるようになった。
夢中になれるものなど何もなかった。読書普及協会でいきなり「読書ソムリエ」に任命された。はじめは嫌々やっていた「本の力」と言う本の紹介イベントで毎回ガタガタ震えながらしゃべっていた。
気がついたら「本の力」の準備がとても楽しく、「本の力」で喋っているときの自分は毎回ゾーンに入っていた。まさに夢中の瞬間だった。
いつも自分のことばかり考えていた。相手の話も聞いていなかった。悩みはどんどんどんどん自分の奥に深まりトンネルから抜け出せなかった。読書普及協会ができて、近くの人をちょっとだけ喜ばせ始めた。
例えば、その人の話を聞いて頷くとか。
するとその人が元気になり、その姿を見て自分も喜べるようになった。するとそこからいろいろな縁が生まれてどんどん毎日が楽しくなっていった。
「まず人を喜ばせてみよう!ツイテル事はそこから始まる」と言うとても素晴らしい本がある。この本の通りにやったら本当についてることだらけになった。
自分には人に言えないとても恥ずかしい過去があった。しかし、ある時読書普及協会のある人にそのことを酒に酔った勢いでポロッと漏らした。その人は、その話をものすごく面白がり、夜中の3時過ぎまで笑い転げてくれた。
せっかくだからそのネタを「本の力」で喋ってみた。バカウケだった。自分のブラックな過去が、笑いのネタの宝庫だと知った。
今回ひょんな事からzoomで「本の力」をやることになった。ずいぶん久しぶりだから、たいして集まらないと思っていた。でも、前日告知でありながら9人も集まってくれた。まさに奇跡だ。
60過ぎたおっさんのヨタ話を聞きに来てくれるなんて、本当に今の世の中は便利な道具が揃っている。
この本の中で著者はこう言ってます。
『現代は「こうしたい」と言う夢の数よりも、願いを実現させてくれる道具の方が多くなったんだ。』
まさにこれを実感することになった。
これからは、
自分が「夢中になれること」
をやったほうがいいと思った。