学び

本を読めなくなった人のための読書論、その2

近年、読書中に眠くなることが多い。

本を読み始めると5分もしないうちに眠くなる。

頭をフリフリして目を覚まし、何度も何度もチャレンジする。

でも、すぐに夢の中へ彷徨い出す。

ほんとうに困っている。

寝不足なのだろうか?

あるいは、耳鼻科で処方されているアレルギーの薬が睡魔を誘うのか?

仕方がなく、この本を読み出した。

すでに一度は読んだ本である。たくさんの付箋と線引きがされている。

いい言葉に溢れている本だ。

だから、

それでもなお、新たに線を引きたくなってきた。

我慢できず、ペンを取り出し引き始めた。

そのまま読み進めた。

しばらくして、ハッとする。

眠くならなくなっている自分に気づいた。

眠気の峠を越えたのか、あるいは、ペンを持って引くことによって、集中力のスイッチが入り眠気がすっ飛んだのか?

とにかく、抜群の集中力で読めるようになった。