茂木健一郎さんの【生きがい】と言う本を読んだ。自分が大きな過ちをしていたことに気づいた。
それは高校時代から、生きがいを持って生きる、と言うことを人生の最大目標にしていた。
その生きがいは大きな目標を打ち立ててそれに向かって邁進すると言うゴールの設定だった。
ゴールに向かって頑張ることが生きがいだと思っていた。
それはそれで間違っていなかったかもしれない。がしかし、今気づいた事はその生きがい以外の時間をほとんど無駄と感じていたことに問題があったようなきがする。
全てがそこに人生を壊す原因があったような気がする。
日常の日々の小さな出来事の中に生きがいを見つけると言う方法もあったことに気づいた。
そうすれば日常をもっと大切にして生きていけたし、やらなければいけない日常生活の細々としたものをないがしろにすることなくきちんきちんと生活できたのではないだろうか。
なりふり構わず目標に邁進する生き方はそれ以外のものを排除してしまうと言う危険があることを今更のように知った。
今日々の生活の中で物足りなさをずっと感じて生きていたが、そうではなく日々の出来事を一つ一つ書いていくことにしたらどうかと思いついた。
小さな何かの気づきに対して焦点を当て自分で書き留めてメモでもいいから書き綴って行けば、そこに何かを発見できるし、おそらく小さな喜びもあるような気がする。
そうやって書き続けること自体が生きがいになりそうな気もしてきた。